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心の内からほとばしる歌心、詩人の息吹を感じさせる散文のように細やかなニュアンス、これらの形容は瀬田裕子の演奏を語るのに最もふさわしいと思われる。
彼女はまさに音楽評論家・志鳥栄八郎いわく「ピアノを歌わせる閨秀ピアニスト」なのである。
幼少より音楽に並ならぬ才能を表し、2歳の頃既にその音楽的記憶力は何回か聴いた曲のメロディー及び歌詞を完璧に歌うほどであった。
5歳より正式なピアノ教育を受ける。
現在、青島国際音楽学校の客員教授。大連名人協会名誉会員。日中をつなぐ懸け橋として両国で活躍。石川文子、柳川守、故森安耀子、ピーター・フォイヒトベンガ−の諸氏に師事。
(撮影:金瀬 胖)

□ 略 歴 □
1974 東京交響楽団とモーツァルトの「2台のピアノの為の協奏曲」を共演し、成功を収める。
1983 国立音楽大学 器楽科 ピアノ専攻を卒業。
1986 欧州諸国を巡り、研鑚を積む。12月、第3回日本国際音楽コンクールの審査員として来日していた中国を代表するヴァイオリニスト盛中国氏に紹介され、伴奏を務めて好評を得る。 以後、中国各地から招待を受け、北京、上海、広州等の大半の中国各地都市に於て、デュオリサイタルを開催し高い評価を得ている。又、共演のカセットテープ、及びCDが中国国内で人気を博している。近年はソリストとしても中国の音楽舞台上で活躍し、各界の人気雑誌、新聞にインタビュー記事が掲載され、又、テレビ、ラジオ等で演奏が放映、放送され注目を集めている。
1991 北京における、モーツァルト没後200周年記念コンサートにおいて、中央バレー交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を北京音楽庁において二夜連続共演、成功を収め、特に音楽界より高い評価を得る。
1993 盛中国とのデュオが7周年を迎えるにあたり、カザルスホールにおいて記念リサイタルを開催、好評を博す。
1995 キングレコードより発売された盛中国のCD「梁祝/牧歌」において伴奏を務め、評論界より特に高い評価を得ている。
1996 5月北京にてソロリサイタルを開催、成功を収める。又、このコンサートは北京の新聞及びテレビのニュース等で報道され話題をよんだ。東京のカザルスホールにおいてもソロリサイタルを開催、成功を収め、各方面で好評を博した。 中国音楽家音像出版社よりソロCD“永遠のメロディ”を発売、又9月には北京音楽庁主催「モーツァルト生誕240周年記念コンサートシリーズ」に於て北京交響楽団とピアノ協奏曲第23番を共演。満員の聴衆より絶賛を浴びる。
1997 3月より中国現代ピアノ・コンチェルト「黄河」を外国人として初めて中国各地で演奏、北京では1800席を満席にし、中業国内をはじめ、日本でも朝日新聞で報道された。5月、「盛中国・瀬田裕子オーストラリア、ニュージーランドコンサートツアー」は大きな反響をよびソロピアニストとしても大成功を収める。ヴァイオリニスト盛中国との10年来のデュオでも高い評価を得ており、聴衆から「黄金のコンビ」といわれている。
1998 6月、カザルスホールに於いて、東京では2年ぶりのソロリサイタルを開催。各方面より高い評価を得る。
1999 12月31日、広州におけるジルベスター・コンサート及び、2000年1月4日、深しんにおけるニューイヤー・コンサートに出演。満席の体育館において大成功を収める。
2000 6月18日カザルスホールに於いてピアノリサイタルを開催。 日本及び中国に於ける演奏活動による日中文化交流への貢献が認められ、日本外務大臣表彰を受賞。
2001 10月カザルスホールに於いてピアノリサイタルを開催。好評を博す。アルムレコードよりソロCD“伝説〜ロマン派巨匠を巡って〜”を発売。
2002 4月上海大劇院に於いて上海交響楽団と協演。北京保利ホールにおいて北京交響楽団と協演。
ピアノコンチェルトの録音が予定されている。

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